2026年6月17日
はじめに|大腸がんは「身近ながん」です
こんにちは。埼玉県川口市・西川口駅すぐの消化器内科、湯原 宏樹です。
突然ですが、大腸がんが日本人のがん罹患数の中でトップクラスであることをご存じでしょうか。男女合わせると、最も多いがんのひとつとされています。「なんとなく他人事」と感じている方も多いかもしれませんが、実はとても身近な病気なのです。
でも、安心してください。大腸がんは早期に発見・対処すれば、多くの場合しっかりと治療できるがんです。そのカギを握るのが、「大腸ポリープの切除」です。今回は、大腸がんとポリープの関係や、検査・治療についてわかりやすくご説明します。
大腸がんの多くは「ポリープ」から始まる
大腸がんのほとんどは、大腸の粘膜にできる「ポリープ」という小さなふくらみが、長い年月をかけてがん化することで発生すると考えられています。
ポリープ自体はすぐにがんになるわけではありません。一般的に、小さなポリープがゆっくりと成長し、がんへと変化するまでには数年〜10年以上かかるとも言われています。つまり、この「がんになる前の段階」で見つけて取り除いてしまえば、大腸がんを未然に防ぐことができるのです。
下の画像は、大腸内視鏡検査で発見されたポリープの実際の様子です。このように、内視鏡の画面では比較的はっきりとポリープを確認することができます。

こんな症状・リスクがある方は要注意
大腸ポリープや早期の大腸がんは、自覚症状がほとんどないことが多いです。だからこそ、定期的な検査が重要になります。
以下に当てはまる方は、特に検査をおすすめします。
- 40歳以上の方
- 家族に大腸がんや大腸ポリープの方がいる
- 便に血が混じることがある(血便・下血)
- 便が細くなった、便秘と下痢を繰り返す
- 原因不明の体重減少がある
- 食生活が欧米化している(肉類中心・野菜不足)
- 飲酒・喫煙の習慣がある
「最近なんとなく便の調子がおかしい…」という方は、ぜひ一度ご相談ください。些細な変化でも、お気軽に受診していただけると安心です。
大腸内視鏡検査でポリープを発見・その場で切除できます
大腸ポリープの発見には、**大腸内視鏡検査(大腸カメラ)**が最も確実です。肛門からカメラを挿入し、大腸の内側を直接観察します。
「痛そう…」「怖い…」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、当院では鎮静剤を使った苦痛の少ない検査を行っています。うとうとしたような状態で検査を受けていただけるため、多くの患者様から「思ったより全然楽だった」とおっしゃっていただいています。
さらに、検査中にポリープが見つかった場合は、**その場でそのまま切除(ポリープ切除術)**することが可能です。別日に改めて手術を受けるといった手間がなく、一度の検査で発見から治療まで完結できます。
ポリープ切除の流れ
- 大腸内視鏡でポリープを発見
- ポリープの大きさ・形状を確認
- 専用の器具(スネアなど)を使って切除
- 切除したポリープを病理検査(がん細胞がないか確認)
- 検査後は安静にして、結果をご説明
小さなポリープであれば数分で切除でき、多くの場合はそのままお帰りいただけます。
大腸がんが進行するとどうなるの?
早期の大腸がんは自覚症状がほぼありませんが、進行するにつれて以下のような症状が現れることがあります。
- 血便・下血(便に血が混じる)
- 便秘と下痢の繰り返し
- 腹痛・腹部の張り
- 貧血・倦怠感
- 体重減少
こうした症状が続く場合は、できるだけ早めに消化器内科を受診してください。早期発見であれば内視鏡での切除のみで治療が完結するケースも多くありますが、進行がんになると手術や化学療法(抗がん剤治療)が必要になることがあります。
定期的な検査が、あなたと家族を守る
私がこれまで20年以上、総合病院・大学病院で多くの患者様と向き合ってきた中で強く感じるのは、「早く来てくれさえすれば…」という場面の多さです。
大腸がんは、定期的な検査と早期のポリープ切除によって、確実に予防・早期治療が可能ながんです。症状がなくても、40歳を過ぎたら一度は大腸内視鏡検査を受けることをおすすめしています。
当院はJR西川口駅の改札を出てすぐ(徒歩30秒)という立地で、お仕事帰りや土日でも受診しやすい環境を整えています。夕方の検査や院内での下剤服用にも対応していますので、「忙しくて検査に行けない」という方もぜひご相談ください。
「来てよかった」「安心できた」と感じていただけるよう、丁寧な説明と検査を心がけています。気になることがあれば、どうぞお気軽にお声がけください。
執筆者:湯原 宏樹(消化器内科専門医)
西川口ビーンズクリニック消化器内科|埼玉県川口市並木2丁目20-1 ビーンズ西川口5F
JR西川口駅改札直結・徒歩30秒|土日診療対応
よくある質問
Q. 大腸ポリープはすべてがんになりますか?
すべてのポリープががんになるわけではありませんが、腺腫と呼ばれる種類のポリープは放置すると一部ががん化するリスクがあります。見つかった場合は早めに切除することで、大腸がんを予防できます。定期的な大腸内視鏡検査で早期発見・切除が重要です。
Q. 大腸ポリープの切除は痛いですか?日帰りでできますか?
大腸ポリープの切除は大腸内視鏡検査中に行われ、小さなポリープであれば痛みはほとんどありません。当院では鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査を行っており、多くの場合は検査当日にそのままお帰りいただけます。
Q. 大腸がんの早期症状はありますか?
早期の大腸がんは自覚症状がほとんどありません。進行すると血便・便秘と下痢の繰り返し・腹痛・体重減少などの症状が現れます。症状が出る前に定期検査で発見することが、早期治療への近道です。
Q. 大腸内視鏡検査はどのくらいの頻度で受けるべきですか?
特に症状がない方でも、40歳を過ぎたら一度は大腸内視鏡検査を受けることが推奨されています。ポリープが見つかった場合や家族に大腸がんの方がいる場合は、医師の指示に従って1〜3年ごとの定期検査が望ましいとされています。
Q. 西川口駅近くで大腸カメラ(内視鏡検査)を受けられますか?
JR西川口駅改札直結(徒歩30秒)の西川口ビーンズクリニックで大腸内視鏡検査・ポリープ切除を行っています。土日診療・夕方検査・院内下剤服用にも対応しており、お仕事帰りでも受診しやすい環境です。